どこまででも行けるから

ちょっとまだ何書くか決めてませんが、真面目なことも、つまらんことも書いていこうと思います。

自分にだってきっと存在価値がある気がする

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

 

1年が始まって9日目!!!

 

 

 

どうも、よいちょ仁瑚です。

 

24時過ぎてますけど起きているので!セーフ!(毎回このパターンでは?)

 

今週のお題が「大人になったと感じるとき」なんですけど、ちょうど今日(9日)それに関連する出来事が起きたのでそれについて書かせて頂きたいと思います。

 

 

 

私高校1年生の時にアキレス腱を切って、半年以上松葉杖をついていたんですけど、その時に学校からその最寄りの駅までバスで帰っていたんですよ。徒歩で帰るときと車道を挟んで向かい側の道にバス停があります。そのバス停はホームセンターの目の前にあるのですが、そこの警備員さんの1人が当時凄く私のことを気に掛けて下さっていて。めちゃめちゃ話し掛けて下さるので、色々な良い話聞けて。

 

 

高校2年生の秋、私の怪我がほぼ治ってリハビリも終わるぐらいになったときに学校の文化祭がありました。文化祭の当日にそのホームセンターに割と急いでゴミ袋を買いに行かなきゃいけなくなったんです。それで私がそこに行ったんですけど、まだ時間が早くて開いてなくて。

 

ホームセンターの目の前でどうしようかなとか思っていたら気に掛けて下さっていた警備員さんが「どうしたの?」って言って下さって、事情を説明しました。そしたらその方が「ちょっと待っててね」ってホームセンターの中に入って行って、しばらくの時間が経ちました。なかなか出て来ないからどうしちゃったもんかな~って思ったりしました。

警備員さんが出て来ました。そしたら私に開店する時間を早めるように頼んでおいたって言って下さって。あと店内が広いからだと思うんですけど、ゴミ袋の位置まで教えて下さったんです。

 

まさかそんなところまで考えて下さると思っていなかったのでとてもびっくりしました。おかげさまでゴミ袋も買えて、無事文化祭を終えることが出来ました。

 

 

ただ後日お礼を言おうと思っていたのですが、いつ見てもなかなか見当たらないんですよね、文化祭当日にお話したとき、肩の手術で入院するとおっしゃっていました。あまりにもいらっしゃらないからもしかしたら入院が長引いているのかもしれないと思いました。もしくは重症化して辞めてしまったのかもしれないとも思いました。

 

 

高校3年生は秋頃からちゃんとした登校だったのですが、結構焦っていました。もう少しで卒業なのにこのまま何も出来ずに中途半端なままお別れしてしまうんじゃないか…

辞めてしまったのか否かも聞きたいけれど、あまりにもビビりというか人見知りというかなのでなかなか聞けないんです。

 

 

でも、そんな私にも奇跡が起きました。

今日というか9日の話なので昨日になってしまったのですが、いつも一緒に帰る友達が選択授業の関係で先に帰ってしまっていたので1人で駅まで歩いていました。

いつもの癖になっていたので車道の向かい側のホームセンターの前を見ました。そしたら、あの警備員さんらしき人がいる!

向こう側にわたる信号は青。もうこれは行くしかない、そう思いました。

 

その警備員さんの目の前に行って話し掛けようと思いました。その警備員さんは忙しくても会釈をすると返してくれます。

ただ私が凝視しすぎたからでしょうか、ん?という感じの顔をされてしまいました。

そして私はびびってしまいその前を通り過ぎてしまいました。

 

バス停に着いて考えました。でもおじさんあの警備員さんに激似じゃないか?

だったら絶対に話し掛けに行くべきだよ自分!知らない人だったらそれはそれで変な女子高生で終わるじゃん!なら良いよ!

そのおじさんのところまで全力ダッシュしました。

 

「あの…私…」話始めてテンパってしまいました。何より私は話すのは好きなのですがとても下手です、苦手です。どうしよう…と思ったのですが、これを言うしかない、と思いました。「昔、怪我をしていて…」

そしたらおじさんが食い気味に「ああ、あの!松葉杖ついてた!」と気付いて下さいました。

 

 

私が思っていたよりも遥かに、その警備員さんは私のことを気に掛けて下さっていて、文化祭当日にお会いしてから出会えていなかったのに、私のことを探して下さっていたそうです。再会を物凄く喜んで下さいました。

 

警備員さんの話によると、私の名前も知らないから松葉杖をついていた子で…と他の同じ学校の生徒に聞こうかなとまで思って下さっていたみたいで本当に嬉しかったです。

「あの日(文化祭当日)にゴミ袋を買って学校まで帰るとき走ってたでしょ?それ見てもう走れるんだ、大丈夫なんだなと思って泣いちゃったんだよ!」と教えて下さいました。

 

 

その後少しだけ話して帰りました。

怪我したときはあんなにも気が滅入って、自分の存在価値って何なんだろうとか、どうして自分は邪魔者なのに生きているんだろうとかまで思っていました。それからも怪我の影響だったりで自分の思い通りには行かないこともあったし、自分は人よりも劣っているんだな、どうして他の同級生よりもこんなに何も出来ないんだろうな、と思っていました。

 

ですが、今日警備員さんとまたお会い出来て、自分のことを探して下さっていた、必要として下さっていた方がいらっしゃったんだなと思いましたし、自分の存在価値もあるのかもなと思えました。かなりネガティブ思考の私ですが、もう少し前向きに生きていっても良い気がしています。

また、自分は怪我をして失くしたものも沢山あるけれど、警備員さんやリハビリの方が教えて下さった、授業では教えてもらえないような大切なことだって教えてもらったじゃないか、と思えました。

 

 

卒業まで日も長くないですが、ずっと心残りだったことが解決して、心置きなく卒業できる気がしています。怪我をして失くした自信も、やっと倍になって戻ってきているみたいです。

思い出すと泣いてしまうしわざわざ思い出すのも面倒だから書くのを中断していた怪我についてのブログの下書きも、時間はかかりますが書いていこうかなと思います。きっと誰かの為になると信じて。

今日一日、その中のかなり短い時間ではありましたが、私にとってはとても大事な時間でした。少し大人になれたんじゃないかな?と思います。